Windows ユーザーは、Windows ドライバーを使用したデバイスへ印刷できます。Linux ユーザーは、Qt 印刷機能を使用します。すべてのユーザーは VariCAD ドライバーを使用して印刷することも可能です。
印刷領域の設定には次の方法があります。
初期設定では、印刷領域の縦横の長い方が印刷用紙の縦横の長い方に合うように領域が回転します。印刷方向では次の追加オプションがあります。
初期設定では、用紙サイズは図面形式と同じか、プリンターが対応する最大の用紙サイズになります。次の用紙サイズの追加オプションが選択できます。
初期設定では、縮尺変更は無効になっていますが、次の 2 つの縮尺変更オプションの選択ができます。
カラープリンターを使用している場合、表示している色を印刷したい色へ変更できます。スタンダードなプリンタでは、表示している色ごとに、印刷する線の太さを変更できます。はじめに色を変更したかどうかで、印刷結果は異なります。印刷設定機能内または、コマンド“CFG”で線の太さと色のマッピングができます。
印刷される線の太さ設定
2D モードで印刷コマンドを選択した場合、2D 領域は印刷出力設定に従って印刷されます。3D モードの場合、陰付きまたはワイヤーフレーム表示されたオブジェクトが印刷されます。3D 印刷では、特に純白色の背景色の場合、拡張されたレンダリングの選択を考慮してください。 - ビットマップイメージの出力も同様です。 ビットマップとしてイメージを出力 を参照ください。
印刷出力選択、2D 環境
印刷出力選択、3D 環境
![]() | システムの事前定義プリンタへ印刷 - WPS |
![]() | 選択したプリンタへ印刷 - WPR、 Ctrl + P |
お使いのオペレーティングシステムで使用可能なプリンターのリストからプリンタを選択します。各プリンタのドライバーはインストールされ、適切な設定がされている必要があります。
![]() | 印刷、VariCAD ドライバー - PRN |
この印刷方法は古い為、適切なプリンタシステムが利用できない場合や古いハードウェアの場合に使用してください。
PostScript、HPGL/2、HPGL、PCL5、Epson 形式を使用したデバイスへの出力を行います。プリンターの選択ウィンドウ内のリストからプリンターを選択するか、リストにあるプリンターと互換性のあるプリンターを選択します。ファイルへの出力保存ができ、オペレーティングシステムの印刷コマンドを変更または設定できます。
印刷中、オペレーティングシステムは一時ファイルを印刷デバイスへ送ります。印刷コマンドではファイル名は %s に必ず置き換えられています。例えば、“copy %s LPT1 /b”はパラレルポートへデータを送る Windows コマンドです。初期設定コマンドにはこの印刷方法が事前定義されています。
一括印刷で一度に多くのファイルデータを印刷できます。まず、印刷したい複数のファイルを選択し、印刷方法を設定します。各ファイル毎に印刷設定ができ、また、すべてのファイルに対しての印刷設定を行うことも可能です。 印刷設定 を参照ください。
設定を一度すると、一括印刷設定はすべての印刷ファイルと設定をリスト化した configuration ファイルへ保存されます。複数ファイルを再度印刷する場合、この configuration ファイルを使用します。
一括印刷は次の機能で操作します。
![]() | リストから事前定義プリンタへ一括印刷 - BPRP |
![]() | 一括印刷または事前定義のリスト作成 - BPRW |
![]() | 一括印刷、VariCAD ドライバー - BPRV |
![]() | 高解像度イメージファイル出力 - BMP |
3D 画面からビットマップファイルを作成できます。イメージは、PNG 形式または、 トゥルーカラーモード(24 ビット/ ピクセル)で BMP 形式、JPEG 形式、GIF 形式(Windows 下のみ)に保存できます。オリジナルのクオリティを失うことなく圧縮される為、PNG 形式を使用されることをお勧めします。この側面はコンピュータ画面からスキャンした画像に対し特に重要です。
ファイルをディスクへ保存する前に、次のプロパティが設定できます。
ビットマップイメージを出力する前に、出力領域内(全画面又は指定した長方形領域)に表示されているオブジェクトをチェックできます。画像はズーム、パーン、または表示角度によって最終変更できます。また、基本設定を変更(透視、光の位置変更等)したり、カラーパレットを変更する場合は、ビットマップ出力機能を呼び出す前に、変更しておいてください。
ビットマップファイルを印刷する場合、カラーパレットの変更を考慮します。- 特に背景色ですが、インストールパッケージには、"3D 印刷"と付けらたパレットを含め、いくつかのカラーパレットのセットが含まれています。お勧めは"3D 印刷"です。白色背景色は、純白色(RGB は 255、255、255)にする必要があります。
3D オブジェクトの印刷には白色の背景色が通常、適切です。ピクセル数(ドット数)は用紙サイズ、プリンター設定(dpi)またはカラーかグレースケールかによって設定します。1000 ドット/100 mm または 2500 ドット/10 インチが文書印刷に十分な画質です。
ビットマップ作成