3D 表示では次の機能があります。
次の方法で、動的ビューの変更します:
その他の方法は次の通りです。これらは VariCAD の旧バージョンとのインターフェースの互換性を保つために提供しています:
動的ビュー回転、ズーム、パーンをする場合、すべてのキーとマウスボタンは同時に押したままの状態にする必要があります。
“CFG”コマンドで、動的ビューの設定を変更できます。
ビューがカーソル動作またはマウスホイールの回転で動的に変更されない場合、変更が動画表示されます。例えば、正面から見たビューを選択し、現在のビューがランダムな角度でビューが即座に再描画されない場合などです。ビューの角度は 10 分の数秒以内で変更されます。これはビューの変更の印象がより良く見えます。
VariCAD は永続的に再描画時間をチェックします。もし、あなたが低速なグラフィックを使用していて、大容量の 3D データを再描画したい場合、動画表示は自動でオフになります。動画ビューの変更は、コマンド“CFG”で設定できます。
事前定義された 3D ビューの角度を使用できます。事前定義のビューは正面から見たビューから、 X Y Z 軸周りの表示の回転で作成されます。コマンド“CFG”で設定ができます。初期設定では、事前定義のビューはファイルの新規作成時にいつでも使用されます。
![]() | 事前定義のビュー設定 - PRV |
このコマンドは、事前定義の角度に従ってビューを設定します。
指定の軸を中心にビューを回転する場合、矢印キーを使用します。Shift キーと Ctrl キーまたはその両方を押し、その後、次を押します。
ビュー角度を変更する場合、キーを組み合わせて使用します。
![]() | 左から見たビュー - VLE |
![]() | 右から見たビュー - VRI |
![]() | 正面から見たビュー - VFR |
![]() | 背面から見たビュー - VBA |
![]() | 上から見たビュー - VTO |
![]() | 下から見たビュー - VBO |
![]() | 面に対するビュー - RNP |
選択した面に垂直なビューを設定します。特に 2D ビュー出力を作成する場合、このツールを使用すると便利です。
![]() | X 軸を中心に 90 度ビューを回転 - X90 |
![]() | X 軸を中心に 180 度ビューを回転 - X180 |
![]() | X 軸を中心に 270 度ビューを回転 - X270 |
X 軸を中心に指定した角度でビューを回転します。
![]() | Y 軸を中心に 90 度ビューを回転 - Y90 |
![]() | Y 軸を中心に 180 度ビューを回転 - Y180 |
![]() | Y 軸を中心に 270 度ビューを回転 - Y270 |
Y 軸を中心に指定した角度でビューを回転します。
![]() | Z 軸を中心に 90 度ビューを回転 - Z90 |
![]() | Z 軸を中心に 180 度ビューを回転 - Z180 |
![]() | Z 軸を中心に 270 度ビューを回転 - Z270 |
Z 軸を中心に指定した角度でビューを回転します。
![]() | 前の表示 - ZPR |
![]() | 表示のやり直し - ZRD |
![]() | 窓の拡大 - ZWI |
拡大窓の最初の角と 2 番目の角を定めて、ズーム設定します。
![]() | 全体を表示 - ZALL |
すべての可視オブジェクトを表示する為にビューを調整します。
回転、ズーム、パーン設定を含む 8 ビューまで保存できます。事前定義のビューのツールバーでこれらの保存したビューの復元が簡単にできます。
![]() | ビューの保存 - このアイコンをクリックして、保存するビューの番号を選択します。 |
このツールバー上の番号のアイコンをクリックして表示したい番号のビューを復元します。
1 つのファイルの 2D と 3D の両方でそれぞれ 8 個のビュー保存ができます。
事前定義のビューツールバー
![]() | 陰付き/ワイヤーフレームの表示切替 - SHW |
陰付きからワイヤーフレームへまたはワイヤーフレームから陰付きへ表示を切り替えます。
![]() | 3D 陰付きおよび縁の表示設定 - 3DS |
3D オブジェクトの表示を変更できます。次の設定が可能です。
![]() | ソリッドの色及びワイヤー - SCO |
この機能で次の設定をします。
オブジェクトグループ全体を異なる色にすることもできます。そのため、そのグループのオブジェクトを簡単に見分けることができます。このオプションをオンにした場合、オブジェクト自体の色よりも選択した色が優先表示されます。オフにした場合、オブジェクト自体の色で再表示されます。
次の色の選択が可能です。
ソリッドの材料によって色が定義されている場合、これらのオプションはオフになります。
ソリッド表示設定ウィンドウ
3D ビューを回転する場合はいつでも、ビューは定義した点周りに回転します。ビューの回転の中心を再設定する方法はいくつかあります。最も良い方法は、何もない空間で右クリックし、ポップアップメニューから設定します。
![]() | すべてのソリッドの中心にビューの回転の中心を設定 - VCN |
ビューの回転の中心を、表示されているすべてのソリッドの中心位置に設定します。
![]() | ビューの回転の中心点を設定 - VCNI |
ビューの回転の中心をカーソルで選択した指定した位置に設定します。
![]() | 表示の中心にビューの回転の中心を設定 |
ビューの回転の中心をビューポートの中心に設定します。このオプションは特に拡張レンダリングに対し、お勧めします。
![]() | 拡張レンダリング - SRD |
3D オブジェクトを精密にレンダリングします。スムーズにレンダリングされた画像は、よりリアルでパンフレットのような製品のプレゼン資料に使用できます。一度選択すると、拡張レンダリングは、3D 編集機能を呼び出すまで、維持されます。つまり、拡張レンダリングを継続しながら、標準表示やビュー回転のような表示に関するすべての機能を使用できます。いくつかの設定は標準表示の設定と同じですが、各表示モードの設定値が異なります。
拡張レンダリングは、ビットマップイメージ出力や 3D 表示の印刷したい場合に、お勧めします。
拡張レンダリングには次の属性設定ができます。
表面の陰付けでは、次の属性を設定できます:
適切なカラーパレットの選択と拡張レンダリングを組合わせることをおすすめします。すべての値は簡単に変更でき、効果をすぐに見ることができます。また、値はいつでも再設定ができます。
陰付き表示のソリッドと透過ソリッドに対し、設定は異なります。
表示設定ウィンドウ
起動中、VariCAD はサポートされている OpenGL のバージョンを検出します。利用可能であれば、OpenGL 4.3 または 4.0 を使用します。古いハードウェアや OpenGL のサポートが不十分な場合、VariCAD は OpenGL 1.1 で動作します。この場合、いくつかの機能は制限される場合があります。
OpenGL 4.0 以上では、グラフィックアダプタ(カード)の能力をフル活用します。容量が大きい 3D データのレンダリング時間は古い OpenGL 1.1 下より大幅に短くなります。
VariCAD システムにどのバージョンを使用するか決定させることをお勧めしますが、必要に応じて、OpenGL のどのバージョンを使用するか再設定することができます。OpenGL のバージョンを変更するには、コマンド“CFG” を実行して、“OpenGL バージョンと初期設定”を選択してください。
OpenGL の機能を変更するには、コマンド“CFG”を実行して、“パフォーマンス、3D グラフィックス”を選択してください。OpenGL 4.0 以上では次を選択できます:
ハードウェアがアンチエイリアシングを十分にサポートしていない場合、VariCAD は自動でオフにします。このブロックはオーバーライドすることができます。
エイリアシング表示方法の例
アンチエイリアシング表示方法の例
古い OpenGL 1.1 では次を選択できます:
検出に問題がない場合は、これらのオプションを変更する事をお勧めしません。ハードウェアまたはディスプレイドライバのパフォーマンスでエラーがある場合や、問題を回避する方法を探している場合にのみ、これらの設定の変更が役立つ場合があります。
VariCAD は OpenGL アプリケーションです。OpenGL は、3D オブジェクト表示に使用され、VariCAD は OpenGL 規格を使用しています。この規格はほとんどのハードウェア製造者によって広くサポートされています。
OpenGL を加速させるハードウェアと共に動作させることをお勧めします。3D オブジェクトの最終表示はグラフィックアダプター(グラフィックカード)で直接計算されます。コンピュータが十分速い場合でも、CPU によって計算される場合、表示が遅くなります。さらに、OpenGL のソフトウェアエミュレーションが、標準と完全に互換性があるとは限りません。これは古いハードウェアでは特に問題となります。
Windows オペレーティングシステムの下で動作し、コンピュータが NVIDIA や ATI のようなグラフィックアダプタを持っている場合、OpenGL は、ハードウェアを加速させるように使用します。ボード上で統合されたグラフィックアダプタと共に動作させるいくつかのソリューションでは遅くなる場合があります。
Linux オペレーティングシステムの下では、OpenGL は完全にサポートされていません。この問題を解決するには、以下の事を行うことをお勧めします:
![]() | ハードウェアのテスト - HWTEST |
グラフィックアダプターやメインボード、プロセッサーなどの異なるハードウェアのパフォーマンスを比較したい場合、この機能を使用すると便利です。
最良の方法は、VariCAD 起動後、ファイルを開かずにテストを実行することです。VariCAD は独自にベンチマークファイルを作成します。そして、ハードウェアパフォーマンスを測定します。結果が表示され、テキストファイルに保存できます。ベンチマークファイルに対し、結果を比較できます。オプションで、現在開いているファイルでテストを実行できます。
テストは次の測定と表示を行います:
結果はまた、その他のハードウエア構成によっても決まります。
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