システム設定(ユーザー設定)

すべてのシステム設定はツールメニューから可能です。文字列の高さや寸法スタイルのような 2D 図面パラメータを変更する場合、セッションを終了するときにその設定が保存されます。色、警告音、ファイルバックアップのようなシステムパラメータを変更する場合は、設定が即座に保存されます。


多くの場合、新しい設定に即座に変わりますが、OpenGL のような設定はセッションを終えるまで変わりません。この場合、メッセージが表示されます。ほとんど場合、VariCAD は自動再起動を促し、再起動が受け入れられれば、変更が即座に反映されます。


このセクションでは一般的なシステム設定のいくつかの機能を紹介します。複数の設定に使われる機能は他のセクションでさらに詳しく紹介します。


システム設定 - CFG

このコマンドで、ほとんどのシステム設定が可能です。一般的な設定や 2D 設定、3D 設定があります。ファイルの入出力(DWG 入力設定等)の設定はファイルダイアログ画面の“ファイルオプション”ボタンからでも可能です。


コマンド CFG で可能な一般設定:

  • VariCAD ファイルのパス名
  • 複数文書(ファイル)の操作
  • 自動セーフティバックアップ
  • アイコンサイズ、ダイアログ文字
  • マルチモニター設定
  • 右クリックポップアップメニュー、コマンド内で利用可能なオプション表示
  • カーソル座標、カーソル座標の表示
  • マウスホイール、マウス中央ボタン
  • 空間マウス設定
  • カーソル移動増分設定(ドラッグに対する)
  • 自動検出、ドラッグ、ストレッチ
  • コマンド内で戻る(元に戻す)
  • キーボードショートカットの設定
  • 値入力設定
  • コマンド間のオブジェクトの選択
  • テーマ設定(パネル、ボタン、フレーム等の表示)
  • 音設定
  • 警告メッセージ設定
  • 色とパレット (別々のコマンドから設定可能)
  • OpenGL 設定
  • マルチスレッドのパフォーマンスと使用
  • BOM マスク、ソリッド属性、タイトルブロック
  • 材料リストの設定
  • ライブラリのオブジェクト選択設定

コマンド CFG で可能な 2D 設定:

  • 2D 表示
  • 2D 書き出しの設定
  • 一時作図線
  • DWG/DXF 形式の入出力オプション
  • 寸法動作 (寸法スタイルではない)
  • 印刷する線の太さと色
  • 2D オブジェクトの選択
  • 2D フォーマットの図面枠 (シート境界線スタイルではない)
  • 自動レイヤー切り替え

コマンド CFG で可能な 3D 設定:

  • ソリッドの選択
  • ソリッドの位置
  • ソリッド挿入ポイントの設定(プロファイルから作成されたソリッド)
  • 表面の陰影と反射性
  • 事前定義の 3D ビュー設定(新規ファイルの初期ビュー)
  • 動画のビュー変更設定
  • 矢印キー設定によるビューの回転
  • 組立部品のリンク設定
  • 組立部品設定への挿入
  • 計算結果のフォーマット設定
  • 体積、質量、慣性モーメントの設定
  • STEP 形式の入出力オプション
  • STL 形式の出力オプション

設定のバックアップ

すべての設定ファイルのバックアップを作成できます。設定は 1 つのファイルに保存されます。設定を復元する場合、更新が必要な設定だけを選択することができます。この機能の代表的な使用例として、オペレーティングを再インストールしたり、別のワークステーションに移行する場合に、作業環境を保存、復元するために使用します。また、企業全体で使用する共通の 2D 図面と寸法スタイルがある場合等、他のユーザーといくつかの設定を共有したい場合、この機能を使用できます。設定の保存と復元はプルダウンメニューツールまたは次のコマンドから使用できます:

すべての設定のバックアップ作成 – CBS
バックアップから全設定/選択した設定を復元 – RBS


作業環境の復元


色 - COL

2D または 3D オブジェクトの色や 3D での 2D 図面の色、補助イメージに使われる色、ハイライトの色のような VariCAD に使用されているすべての色の変更ができます。新しいパレットとして修正した色の保存ができます。あらかじめ定義されているパレットも同様にあります。


次の色設定ができます。

  • 2D オブジェクトの色 2D オブジェクトの色 1 - 9 の修正ができます。補助オブジェクト、グリッドまたは作図線の色の設定もできます。
  • 3D オブジェクトの色 3D オブジェクトの色 1 - 32 の修正ができます。このオプションを使用して、3D で使う補助オブジェクトや背景の色、オブジェクト選択に使うカーソルの種類を設定できます。
  • 3D 内の 2D 描画に使用する色 3D 内の 2D 描画で使用するすべての色の修正ができます。(押出や回転などのプロファイルを設定または編集する場合、使用します)

2D の色以外、すべての設定は選択した色の相互変更をします。スクロールバーをドラッグしながら、赤色、緑色、青色の中から選択した座標の色を変更できます。パターン図は表示され、色の変更を視覚でチェックできます。ほとんどの設定に、基本カラーダイアログを使います。


重要:背景色を変更する場合、背景色を変更すると表示しない色が十字カーソルなどに使われていないか必ず確認してください。


パレット - PAL

この機能は新しいパレットの設定、既存のパレットの書き換え、現在使用するパレットを選択できます。事前に、独自の色設定を作成し、そのパレットを選択する場合、現在の設定が書き換えられます。現在の色設定を今後も使用したい場合、新しいパレットとして保存することをおすすめします。


 

 


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