3D での問題の解決方法

VariCAD には、STEP 形式から読み込んだ破損した内部データ、ファイル、オブジェクトの問題に対応した部分的な修復ツールがあります。


3D データ体系の再生成ツール

すべての 3D オブジェクトの再生成 - REGALL

このコマンドは空間内ですべての 3D オブジェクトを再生成します。内部データエラーの場合、対応するソリッドは単一要素に分解されます。新しい 3D グループがエラーのある各ソリッドに対し作成され、要素がこのグループに追加されます。


すべてのオブジェクトの再生成でソリッドの形状編集中に問題を検出する場合があります。


すべての 3D オブジェクトの再生成、変換 - REGTRAN

このコマンドは REGALL と同様にオブジェクトを再生成します。さらにこのコマンドは、各オブジェクトの変換(位置)に関したデータを修正します。変換の修正はソリッドを編集できない場合などに役立ちます。


REGALL と REGTRAN の両方のコマンドは編集変更のヒストリーの最後となります。新しいヒストリーが次から再度開始します。


インポートオブジェクトへ変換、作成ヒストリー消去 - TOIMP

このコマンドは選択したソリッドを入力オブジェクトに変換します。変換後、ソリッド作成のすべてのヒストリーを失います。新しいオブジェクトの形状は STEP から入力したソリッドの形状と同じ方法で変更できます。新しい論理演算と新しいブレンドのみ、実行できます。


既存のソリッドを編集できず、編集変更が単一要素に分解される場合に問題が起こった場合、次のことを行ってください:

  • 保存せずにファイルを閉じる
  • ファイルを再度開く
  • エラーのあるソリッドを入力オブジェクトに変換(分解前に)

既存の形状は切り取り、追加、ブレンド操作でのみ編集できますが、さらなる編集でエラーは引き起こしません。


STEP から読み込んだエラーを持つソリッドの修正ツール

まれに、STEP から読み込んだいくつかのオブジェクトは法線を反転させる場合があります。 - ソリッド全体のすべての法線または分かれているいくつかの法線。これは、他のソフトウェアによって STEP に記録された破損データによって引き起こされます。反転した法線は"インサイドアウト"パッチまたはソリッドとして表現されます。


反転した法線を持つパッチは欠けたパッチを持つソリッドと似ています。しかし、反転した法線を持つパッチは検出できます。欠けたパッチの場合、穴を通して後ろ側から他のパッチを見ます。


反転した法線を持つパッチを含んだソリッドと欠けたパッチを持つソリッド


選択したソリッドで反転した法線をコントロールする場合、次のコマンドを使用します:

すべての法線を反転 - INSIDEOUT
選択したパッチで法線を反転 - INSOUTSEL

エラーファイルの修正ツール

VariCAD で作成したフィルを開く事が出来ない場合、問題の解決にはリカバリコマンドが役立ちます:

ファイルリカバリ - RECOVERY

ファイルダイアログからファイルを選択します。オプションで、アクティブな断面なしでファイルを開く選択ができます。コマンドはいくつかの内部データ構造を再生成し、ファイルを再度開きます。


VariCAD 形式が開かない場合、ファイル保存中の電源障害か VariCAD で保存した後の電力不足です。


ファイルを修復する別の方法として、既存の 3D 空間や 2D 領域に破損ファイルを挿入することです。この方法は、3D 部品や 2D 部品のみ挿入できます。3D 部品がダメージを受けている場合、例えば、少なくとも 2D 部品を修復できます。


 

 


まえがき
ヒントとテクニック

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